memo 2007-0921-1010

 2007-0921-0925
◆『yokohamamogi20070825』
 2007-0922-1002
◆『生きて死ぬ私』
 2007-1002-1010
◆『日本の花火』



2007 9/21(金)〜9/25(火)
◆『yokohamamogi20070825』

雑草ガーデニング

植物とは
根、葉

制約
自分のいる環境


森村さん

カプーア
斜めの壁に黒い点

子供はつまんないなと見切って出ていってしまう

見る人は見入る

ジェームスタレル
部屋の上部に四角い窓


現代美術の本質は自由、何でもあり

自由なだけに恐ろしい

誰もが認める作品、抜けている人もいるが、全く売れない人がいくらでもいる。

素晴らしい、抜けている作品
自由であるようで大変な奥行きがある


制約を恵みに変える


感覚野と運動野
見て美しいと思うのと、作品を作るのでは全然違う

すぎもとひろし
マネキンを本物の人間ように撮る
劇場シャッター開きっぱなし
海と空

本物の美術と子供の悪ふざけは紙一重

作り込み
執念、あくなき探求心
生命は、エネルギーを注がれたものを真剣に受け止める


西洋美術
美は政治である

美とは
性選択が本質
生物学、科学の視点

美は選ばれてきた

雄は雌に
雌は雄に
果物は動物に

美は政治的なもの
つまり、利害が対立する


政治的視点
日本は大変厄介な所におかれている

さなぎのおうじ
『何もない所から美ははじまる』
敗戦、焼け野原から
日本人は美を、自分達を肯定できないできた

ウルトラマン仮面ライダー
仮面のヒーロー

血みどろのものが上澄みのように綺麗になったとき上質の美となりうる


見られることの喜びと悲しみ

西洋の美に森村さんが入っていく意味

日本人は西洋美のヒエラルキーに対し
怒りではなく
笑い、popなものとして表現する


ミラーニューロン
自分が感じたことのある感情しか、相手の感情を想像する、あてはめ、レパートリーはない。

自他の関係

自分がどういう気持ちか
相手がどういう気持ちか
自分が相手のことをどう思っているか
相手は自分のことをどう思っているか
相手は、自分が相手のことをどう思っているか


自由と不自由

物理的不自由

前頭葉
人間は現実ではないことを仮想できる

志向性
インテンショナリティー
心脳問題


例えば、音楽は制約が多い
現代美術は自由
しかし、聴衆は不自由

仮想の自由、現実の不自由
ギャップ


隈健吾
制約から始める
負ける建築


日本は世界の田舎


特に思春期
自分の身の回りの制約を敵だと思う


助産
子供を産むことは、究極の自己肯定

初産
自分を受け入れたとき、生まれる

表現
自分を制約を受け入れたとき、生まれる

ゴッホ
壮絶なる個性との戦い

日本で外国人に日本の文化を説明するとき

いとうさん
文化は限定的
美術は普遍的

日本は美に関して、普遍に至るための本当の戦いをしていない

日本の美術館
談合

世界から見れば日本の美は蚊帳の外
日本の美術家はそんな境遇の中戦っている

しかし、それを怒りとして表現するのではなく、例えば笑いであったりユーモアのあるものとして出していけたら素晴らしい


質疑応答

美に本当に感心があるなら
自然美以外の美、美のムーブメントに触れなきゃならない
美も歴史

濃いものに触れることで
知ることで
自分の中の絵の具を増やす

メディアの制約
一対多
マス向け
本物には触れられない

先駆者
美も科学もそう
前例のないもの新しいもの

歴史を知らなきゃならない
新しいもの=宝くじの購入まで
それが当たるかは、普遍に至るかは別問題

クリエイター
言い訳をしない

まず表出する
出したあとは自分はどうにもできない、もまれるのみ
作品は育つもの

プロフェッショナル
一つのものを続ける

作り込みにおいて
いつが完成かを見極めることは大事

天才
身を結ぶ努力の仕方知っている

日本
言ってはいけない
匿名
談合
空気を読む

日本の特殊性を作品にできたら素晴らしいものができるかも


制約を恵みに変えるには
無限を知って有限を大切にする

自分という楽器を鳴らす

知識を知ることも大事
自分を信じることも大事

脳の中では何が起きているのか

感動
脳に良い傷がつく

脳のこれまでの結合では対処しきれなくなった

もどかしさ
自分の感動を人に伝えられない

それこそ表現することの始まり


現代美術と批評性


コメディアンは
批評によって笑いを起こすことはあるが
批評が目的なのではない
笑いがなければ批評をする意味はない


脳の活動的には
「美味い」と同じように
「美しい」
と思う活動が見られる




9/22(土)〜10/2(火)
◆『生きて死ぬ私』
まえがき

第一章 人生のすべては、脳の中にある
 本気になること
 私の人生は、この世の素材からできて いる
 哲学=ファッションショー
 母と仏壇
 蝶の胸
 人間が幸福であるための条件

第二章 存在と時間
 すべり台
 生きて死ぬ私
 時間と空間の存在
 記憶と時間の流れ
 今
 恐竜時代のラジオ
 生と死と時間の不可逆性
 不安
 全知感とネオフィリア
 ウサギ

第三章 オルタード・ステイツ
 意識の変性状態
 意識の変性状態のイメージ・プロブレム
 臨死体験
 フィシャマンズ・ワーフ
 体外離脱体験
 ブロードの制限バルブ説
 ブロードの制限バルブ説と体外離脱体験
 制限バルブ説の問題点
 銀の糸
 記憶が残ること
 エックルズの「抗し難い」体験
 臨死体験と超越的なもの

第四章 もの言わぬものへの思い
 生まれてこなかったもの
 箱庭療法
 夢の王国
 もの言わぬものへの思い

第五章 救済と癒やし
 壊れた心
 宗教的感情は、ばらばらの要素からできている
 宗教的天才
 救済と癒やし
 去っていったものたち
 ありうるすべての世界の中で

第六章 素晴らしすぎるからといって
 生きることはメタな価値である
 超越的なもの
 沈黙
 暗号
 解読
 究極の哲学
 メスグロヒョウモンの日
 クオリア
 素晴らしすぎるからといって……

文庫版あとがき 

解説 メスグロヒョウモンの日はきみにもあったでしょう 内藤礼


1998 6/30 徳間書店より刊行

●『生きて死ぬ私』
2006 5/10 第一版発行
著者 茂木健一郎
発行者 菊池明朗
発行所 筑摩書房
装丁者 安野光雅


▲メモはノートの方に一応書いたなり。




10/2(火)〜10/10(水)
◆『日本の花火』
まえがき

第1章 一度は見ておきたい厳選全国花火大会
全国花火競技大会 大曲の花火(秋田県大仙市)
 ▲毎年8月、第4土曜日
 ▲「大会提供ワイドスターマイン」
長岡まつり 大花火大会(新潟県長岡市
 ▲毎年8/2,3
 ▲「フェニックス」
ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会(新潟県柏崎市
 ▲毎年7/26
 ▲尺玉三百連打
片貝まつり 浅原神社秋季大祭奉納花火(新潟県小千谷市
 ▲毎年9/9,10
 ▲「超四尺玉」
諏訪湖上祭花火大会(長野県諏訪市
 ▲毎年8/15
 ▲「Kiss of Fire
全国新作花火競技大会(長野県諏訪市
 ▲毎年9月第一土曜
ツインリンクもてぎ花火の祭典〜夏〜(栃木県茂木町)
 ▲8月中旬
 ▲「四重芯変化菊」よえしん
常総市みつかいどう花火大会(茨城県常総市
 ▲毎年9月第一土曜
 ▲「ハナビリュージョン」
土浦全国花火競技大会茨城県土浦市
 ▲毎年10月第一土曜
 ▲尺玉割物一発、スターマイン、創造花火(七発規定)
東京湾大華火祭(東京都中央区
 ▲毎年8月第二土曜
みなと祭 国際花火大会(神奈川県横浜市
 ▲海の日の前日
 ▲「小割松島」
神奈川新聞花火大会(神奈川県横浜市
 ▲毎年8/1
神明の花火(山梨県市川三郷町
 ▲毎年8/7
ふくろい遠州の花火静岡県袋井市
 ▲八月不定
 ▲いいとこ取り
豊田おいでんまつり花火大会(愛知県豊田市
 ▲毎年7月最終日曜日
 ▲「メロディ花火」
海の日名古屋みなと祭花火大会(愛知県名古屋市
 ▲海の日
 ▲一発のできばえ
スター☆ライト花火(愛知県名古屋市
 ▲毎年12/24
熊野大花火大会三重県熊野市)
 ▲毎年8/17
 ▲鬼ヶ城大仕掛
びわ湖大花火大会(滋賀県大津市
 ▲毎年8/8
教祖祭PL花火芸術(大阪府富田林市)
 ▲毎年8/1
 ▲日本最大の花火行事
なにわ淀川花火大会大阪府大阪市
 ▲毎年8月第一土曜
やつしろ全国花火競技大会熊本県八代市
 ▲毎年10月第三土曜
 ▲レクチャー花火

第2章 花火大会を彩るプログラム
昼花火と夜花火
大きさ、重さと打ち上がる高さ
単発打ち、早打ち、対打ち、花束(一斉出し)
スターマイン
ワイドスターマイン
音楽付きワイドスターマイン、コンピュータ打ち上げ方式
各種仕掛け花火
 枠仕掛け、ナイアガラ 裏打ち 回転もの 水中水上 地上地雷
花火大会を華やかに彩る脇役たち
 トラ、乱玉 マイン ジャーブ 点滅トーチ フレイム
小型煙火類
止め打ち、終了雷
各地の名物プログラム、とっておきの出し物について
打ち上げは電気による遠隔操作が主流

第3章 花火鑑賞図鑑―花火の種類と名称、形と色
 玉名「外付け部品」+「メインで賞する星(親星)の種類」+「装填方法(内部構造の分類)」
構造=詰め方の違いによる種類の色々
割物
 菊、牡丹、芯物、多重芯 八重芯三重芯四重芯 小割浮模様 染め込み模様 染め分け ステンド 雌雄芯、大葉入り、時計草 万華鏡もの 残輪 型物
半割物
 千輪物
ポカ物のいろいろ
 柳物、葉落 飛遊星、蜂 付加要素 曲物、曲導 昇り竜 昇り小花
玉の性格を決定づける個性的で印象的な星のいろいろ
 菊「引き」 牡丹 星先 光露 変色星
代表的な星
 冠(かむろ)、錦冠 椰子星 細波、キラキラ クロセット、クロス
音の出る星、部品
 バリバリ 先割星 群声 かすみ草 笛
光星、光度の変化する星
 花雷、閃光雷 点滅星
動きが変化する星
 引先蜂
浮遊する星
 吊り物 芯月、残月
花火を彩る虹色の輝き
 紅緑青黄紫銀金錦輝 水色レモン色ピンクオレンジエメラルド…… 和火

第4章 花火大会を楽しむために
 計画はしっかりと 雑踏による事故に遭わないよう気をつけましょう

あとがき

●『日本の花火』
2007 7/10 第一版発行
著者 小野里公成
発行者 菊池明郎
発行所 筑摩書房
装丁者 間村俊一
印刷・製本 三松堂印刷