放課後の魔術師 (1)オーバーライト・ラヴ

経緯

ブログを読みまわりしていたときに、『放課後の魔術師』オススメの記事を目にした。
また、土屋つかさ先生がTRPG系のゲーム好きだと、当人のブログを見て知った。そういうゲームをやり込んでいる人たちは、頭の回転が早い人が多いと、僕の友達を見て、感じていた。この作者さんもそうに違いない。
そして、イラストを描いているのが、ふゆの春秋さんと知り、読んでみようと思った。pixibでふゆの春秋さんの絵を見て「女の子が可愛いなぁ」と結構、感動したのである。

読んでみて

おもしろい!


土屋つかさ先生があとがきで書いている通りだが、語り手の視点切替がとてもテンポ良く刻まれ、僕は好き。


随所に描かれる推理には、感心してしまう。
播機遙と秋津安芸の最初の出会い。『れしあの会』を突き止める場面は、おみごと。
どのキャラクターも頭が切れるので、語り手と合わせ、話の流れに滞りがない。ぐいぐい引き込まれる。


戦う場面なんかは、漫画『ネギま』を最近読み始めていたこともあり、魔術を使いながら戦うイメージが、くっきりと浮かんだ。あとは、僕の中の、小さいときのファンタジー系アニメの記憶が生きているんじゃないかと思う。


ファンタジー系は、今は読まず嫌いになっていた。しかし、読んでみると面白いものですな。

脱線

漫画『デスノート』をきっかけとして、頭の切れるキャラクターに感心をもつようになった。『探偵ガリレオ』なんかもそうか。まぁ僕はフジテレビのドラマ版を視聴。福山雅治柴崎コウというキャストに引かれて見たのだけど。


それまでも、江戸川コナンや、金田一一というキャラクターはいたのだが、小学校のときだったこともあり、今までご無沙汰していた。


ラノベをここ一年、読むようになり、初っ端が『狼と香辛料』であり、やっぱり、頭の切れるメインキャラクター達。


「推理」モノ、頭の切れるキャラクター達が好きなんだな。
そんなことを言ってると、今度は無性に普通の人のキャラクターを読みたくなったりするんだろな。まぁバランス良く摂取したいものだ。

むすび

というわけで、他の本も読みつつ、2巻、3巻(現時点、最新刊)へと読み進めて行きたいと思う。

追記2009/05/27

二巻、三巻読了。
相変わらず、テンポ良しで、おもしろい。

メモ

作者さまブログ
土屋つかさの今か無しか
http://someiyoshino.at.webry.info/